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    25年にわたる検索データの分析と、世界規模で実施された消費者調査に基づく、
    企業のためのビジュアルコミュニケーションガイド
    ~見えてきた日本人の“ビジュアル重視型消費行動”~

ゲッティイメージズ「Visual GPS」発表
25年にわたる検索データの分析と、世界規模で実施された消費者調査に基づく、
企業のためのビジュアルコミュニケーションガイド
~見えてきた日本人の“ビジュアル重視型消費行動”~

2020年6月10日

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デジタルコンテンツ(静止画、動画および音楽)を世界各地に提供する、世界最大級のデジタルコンテンツカンパニーGetty Images(本社:米国・シアトル)は、25年間にわたる世界のビジュアルトレンドを発信してきた経験、数々のビジュアル研究、独自の検索データと、調査機関YouGovとのパートナーシップによる消費者意識調査を組み合わせ、ビジュアルコンテンツを効率的に選択するためのガイドとして、「Visual GPS(ビジュアルGPS)」を作成。そしてこの度、日本国内に対して、「Visual GPS」を本日6月10日(水)に発表いたします。消費者とつながるために必要な要素とその根拠、そしてビジュアル表現を向上するための方法や、情報過多の現代社会におけるビジュアル表現の在り方への答えが、「Visual GPS」により明らかになります。
Visual GPS レポート:www.VisualGPS.com

年間10億件を超えるゲッティイメージズ独自の検索データと、26か国、13言語にわたる1万人以上の消費者アンケートを組み合わせて作られた「Visual GPS」は、「今、求められているビジュアルコンテンツ」を具体的な数字とともに明らかにしました。消費者の購買判断や経験からの行動など、人々に強い影響を及ぼす要因をゲッティイメージズでは「フォース」と呼び「Visual GPS」では、ウェルネス、テクノロジー、サステナビリティ、リアリティという4つのフォースを採用しました。フォースを利用することで、消費者が企業やブランドに対して見たいものや感じるものを理解しやすくなります。

 

Visual GPSによって見えてきた日本人の「ビジュアル重視型消費行動」

全体統計と比べて、日本人は「ビジュアル」と「色」から大きな影響を受けていることが分かりました。日本人の91%(世界80%)は、膨大なテキスト情報よりも1枚のビジュアルを重視し、日本のことわざである「百聞は一見に如かず」という言葉が調査結果でも証明されました。また、情報接触の好意傾向においても、60%がビジュアル情報(イラストや写真、図など)を好み、37%がテキスト情報を好むことが分かっています。さらに、87%の日本人が、「色」によって気分を変えることができると回答し、世界で最も高い数値となりました(世界66%)。このような調査結果から、“日本人のビジュアル重視型消費行動”が見えてきました。

フォース1:ウェルネス“個人ではなく周囲のウェルネスを重んじる日本人”

1つ目のフォースである「ウェルネス」は、“体の状態”だけでなく、感情、心理、精神、家族などにおける関係性の健やかさを意味しています。調査結果では、肉体面の健康に82%、精神面の健康に81%の人が大切にしており、日本人は、肉体面の健康と精神面の健康を同等レベルで大切にしていることが分かりました。日本の調査対象者は、「家族の健康や幸せ(63%)」を最重視し、「経済的な安全性(57%)」、「個人の健康や幸せ(50%)」と続きます。日本とグローバルで比較した時に顕著な違いが示されたのは、ベビーブーマー世代における「健康」に関する項目です。ベビーブーマー世代が現在の生活で最も重視している項目が、「家族の健康や幸せ(国内71%、世界63%)」であり、「経済的な安全性(国内64%、世界63%)」、「個人の健康や幸せ(国内53%、世界69%)」となっています。日本人はグローバルと比較した際に、個人のウェルネスではなく、家族をはじめとした周囲に対するウェルネスを重要視する傾向にあります。

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フォース2:テクノロジー“ソーシャルメディアによって人間関係が損なわれている”

昨今注目を集める「AIテクノロジー」に関して、世界平均では43%が「とても神経質になる」と回答。一方、日本人は29%の回答結果となり、世界的に見ると日本人は、テクノロジーの発展を受け入れる傾向にあると言えます。しかし、日本人の44%がテクノロジーの使用によって人間関係が損なわれていると回答し、そのうちの39%は、「ソーシャルメディアによって、他者よりも自分の人生が劣っている」と感じています。この価値観は、Gen Z世代とミレニアル世代では58%、Gen X世代とベビーブーマー世代では35%と、若年層になればなるほど高い傾向にあることも分かりました。

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フォース3:サステナビリティ“意識と行動が乖離した日本人の消費行動”

「サステナビリティ」の検索数は昨年比で397%増と増加傾向にあります。しかしながら、日本人における「意識」と「行動」の間にある“断絶(=ギャップ)”が「Visual GPS」によって明らかになりました。79%の日本人が、現在の生活が将来の地球環境に大きな影響を与えるだろうと回答していますが、環境に配慮したブランドや製品を購入していると回答した日本人は23%となり、「意識」と「行動」に乖離があることが分かりました。

1219888513, Kohei Hara
1226510210, Ippei Naoi

 

フォース4:リアリティ“ビジュアルにリアルさを求める時代へ”

消費者は、自分を取り巻くビジュアルにリアルさを求めており、企業はあらゆる体型やタイプの人を表現する必要があると日本人の55%(世界61%)が回答しています。世代別に見ると、Gen Z世代とミレニアル世代は66%、Gen X世代51%、ベビーブーマー世代54%という結果となり、若年層になればなるほどリアルさがより重要視されていることが分かりました。しかしながら、世界平均と比較すると、日本は「リアリティ」における意識は低い傾向にあります。(※世界における「企業はあらゆる体型やタイプの人を表現する必要がある」回答結果:Gen Z世代81%、ミレニアル世代83%、Gen X世代78%、ベビーブーマー世代76%)

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1219527142, Maki Nakamura

Visual GPSについて

「Visual GPS」は、ゲッティイメージズ25年の知見と外部調査結果を組み合わせた他にはないビジュアルコンテンツを効率的に選択するためのガイドとなります。ゲッティイメージズは、市場調査会社であるYouGovと提携し、26カ国、13言語にわたる1万人以上の消費者と専門家を対象に調査を実施しました。本調査では、消費者の意思決定に関連する重要なインサイトを紹介しています。「Visual GPS」によって、企業やブランドは顧客の心に最も響くビジュアルを選択することができます。詳細については、www.VisualGPS.comをご覧ください。

Getty Imagesについて

ゲッティイメージズは業界を牽引するサイト(www.gettyimages.com もしくは www.istock.com)を通して写真、ビデオ、音楽といった3億以上のコンテンツを提供する、世界で最も評価・信頼されているビジュアルコンテンツの発信源です。ゲッティイメージズのウェブサイトはクリエイティブ、ビジネス、メディアにおける世界中のほぼ全ての国の顧客に様々なサービスを提供し、世界最高峰のフォトグラファーとビデオグラファーによるパワフルなビジュアルコンテンツを見つけ、購入、シェアする際に人々が最初に訪れる場所になっています。ゲッティイメージズは、25万人以上のコンテンツ提供者、そして数百の以上のイメージパートナーとともに、毎年16万件以上に及ぶニュース、スポーツ、エンターテインメントのありとあらゆるイベントを伝え、インパクトのあるクリエイティブなビジュアルを通して、あらゆる商業コンセプトや世界随一の歴史的写真のデジタルアーカイブを提供しています。コミュニケーションやビジネスにおいて静止画と動画ならではの役割を進化させ、クリエイティブなアイデアに息を吹き込んでいるゲッティイメージズについてさらに知りたい方は www.gettyimages.com をご覧ください。会社のニュースや発表記事についてはPress Roomを、ゲッティイメージズのコンテンツの裏にあるストーリーやインスピレーションについては、creativeinsights.gettyimages.comをご覧ください。FacebookやTwitter、Instagram、LinkedInもやっています。あるいは、Getty Imagesのアプリをダウンロードして、世界最高のビジュアルを見て、保存して共有することも可能です。

ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社について

ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社は、1995年に創業された米国シアトルに本社を置くGetty Imagesの日本法人です。

  • 報道映像・写真を提供する報道・通信社としての業務
    新聞・テレビ・出版社を含むメディア各社を主要顧客とし、報道映像やスポーツ、エンターテインメント報道用写真を報道機関に提供しています。また、自社取材の映像に加えてAFPと提携して、テレビやインターネット向けのビデオ映像配信事業も展開しています。
  • 静止画や動画、音楽を提供するコンテンツプロバイダとしての業務
    クリエイティブコンテンツをオンライン経由で提供するほか、コンテンツの商業利用にあたって、素材の権利処理サービスを提供します。加えて世界のビジュアルトレンドを調査・分析し、常に世界のニーズにあったコンテンツをトータルに提供いたします。
  • コンテンツを世界にライセンスする業務
    日本のフォトグラファー、ミュージシャンを海外に紹介し、ライセンスいたします。
    ※実際の業務執行はゲッティ イメージズ ジャパン株式会社より役務提供を受けたゲッティ イメージズ セールス ジャパン合同会社による。

ゲッティ イメージズ ジャパン ウェブサイト:http://www.gettyimages.co.jp