ゲッティイメージズ、新たな最高経営責任者に元Yahoo!のドーン・エイリーが就任

〜メディア業界で経験豊富なエクゼクティブがゲッティイメージズの次なる成長を牽引
共同創立者のジョナサン・クラインは会長職に〜

2015年9月25日

ゲッティイメージズ、新たな最高経営責任者に元Yahoo!のドーン・エイリーが就任
写真左よりDawn Airey、Jonathan Klein ( Getty Images/John Moore)

世界最大級の写真通信社であるGetty Images, Inc.(米シアトル、以下Getty Images)は、ドーン・エイリーが2015年10月12日付で最高経営責任者(CEO)に就任することを発表しました。共同創立者兼CEOのジョナサン・クラインは会長職に就任します。

エイリーはこれまでYahoo!の欧州・中東・アフリカ地域(Europe, the Middle East and Africa、以下EMEA)事業担当シニア・ヴァイスプレジデントとして、同地域での事業を牽引してきました。それ以前は、イギリスの放送局Channel 5の会長兼CEOや、ITVのグローバルコンテンツ担当マネージング・ディレクター、BSkyBのチャンネルおよびサービス担当マネージング・ディレクターを含む、数多くの大手イギリス系メディア企業にて重要な地位を担ってきました。エイリーは現在、イギリス政府が選出したBBCの特許状更新の見直しに関する委員会のメンバーも務めています。

今回のエイリーの就任に関して、Getty Images共同創立者兼CEOのジョナサン・クラインは次のように述べています。
「これまで20年間経営の舵を取ってきましたが、彼女がチームに加わり、Getty Imagesの次なる成長、イノベーションそして業界のリーダーとしてのポジションを促進してくれることを喜ばしく思います。彼女は、プログラミングやコンテンツの収益化で確固たる実績を備えた、経験豊かなリーダーです。コンシューマー市場やテクノロジーとコンテンツの交わりについても深い理解を持っており、コンシューマーの領域で新たな機会を模索する弊社を指揮するのに相応しい人物です。」

エイリーのリーダーシップのもと、Getty Imagesは従来の事業ならびに新たな成長分野においても進展を加速させようとしています。エイリーは自身のCEO就任について、次のように述べています。
「私はこれまで、20年間にわたり先駆者として業界を推進し、新たな分野を開拓し続けているGetty Imagesに尊敬の念を抱いてきました。そしてこのたびこの卓越したグローバルビジネスを率いる機会が与えられたことを嬉しく思います。 私はビジュアルの力でストーリーを広く伝え、人々を魅了することに情熱を持っていますが、 これはまさにGetty Imagesの真髄にあたるものです。 Getty Imagesは日々優れたコンテンツを収集し提供する事で、人々にインスピレーションを与え、ストーリーを語ることを可能にしています。こうしたコンテンツを新たな収益化モデルと組み合わせることには果てしない可能性が潜んでいます。Getty Imagesの優秀なチームに加わり、ジョナサンと共にビジネスの前進に向けて仕事ができることは喜びであり、スタートが待ちきれない思いです。」
過去20年間、Getty Imagesは業界をデジタル時代へと牽引し、ビジュアルコンテンツビジネスに大きなイノベーションをもたらしてきました。ストックフォトのオンライン化からロイヤリティフリー写真の拡大促進、iStock by Getty Imagesによるクラウドソーシング・サービスの導入からニュースやスポーツ、エンターテイメントの報道コンテンツにおけるマーケットリーダーとしての地位確立まで、Getty Imagesは常に最前線で活躍してきました。2014年3月には、画像埋め込み機能を発表。6000万枚以上の写真を非商用目的に限定することで合法的に無料化し、業界に革命を起こしました。現在、画像埋め込み機能の表示数は30億を超えています。エイリーは、こうした豊富なイノベーションの歴史と新たな成長分野の構築の両面に注力していく予定です。

副会長に就任する現共同創立者兼会長のマーク・ゲッティは次のように述べています。
「取締役会と私は、ドーン・エイリーのような能力を持った人がGetty Imagesのリーダーとなってくれることを嬉しく思います。彼女はメディアとコンシューマーの分野で多大な実績を有しており、プログラミング、コンテンツの理解も深く、Getty Imagesを前進させるには最適な人物です。また、ジョナサンが会長となり、彼の知識と熱意がGetty Imagesに今後も注がれることも喜ばしいことです。彼は20年間リーダーとして、その知識と熱意を活かし、イノベーションと破壊、そして成長という大きな影響をもたらしてくれました。」

ドーン・エイリーについて

ドーン・エイリーは、世界最大級のビジュアルコミュニケーション企業であるGetty Imagesの新たな最高経営責任者に任命されました。エイリーは、最高経営責任者として、Getty Imagesの共同創立者兼会長ジョナサン・クラインおよび取締役らと協力し、Getty Imagesの次なる成長、イノベーションおよび業界のリーダーとしての段階を促進すべく、グローバル事業の運営を行います。

エイリーはメディア業界のベテランであり、テレビ業界における30年間の経験があります。イギリスの民間放送会社の多くで上級職を歴任してきました。Getty Images入社前は、Yahoo! Inc.のEMEA地域のシニア・ヴァイスプレジデントを務め、2年間にわたり同社のこの地域での事業を率いてきました。
Yahoo! 入社以前は、Channel 5の親会社であるRTL Group部門の社長や、Channel 5の会長兼最高経営責任者として事業全体を統括していました。また、ITVのグローバルコンテンツ担当マネージング・ディレクターとして、イギリス国内および海外のプロダクションとコンテンツ事業の責任者を務めました。それ以前は、イギリス最大の有料テレビ放送会社であるBSkyBのチャンネルおよびサービス担当マネージング・ディレクターでした。
エイリーは、1998年に世界で最も古いテレビ技術協会であるRoyal Television Society(以後RTS) のフェローに選ばれました。現在、RTSのヴァイスプレジデント、Thomas Cook PLCの非常勤取締役、イギリスNational Youth Theatreの会長を兼任しています。また、イギリス政府が選出した、BBCの特許状更新の見直しに関する委員会のメンバーでもあります。
エイリーはイギリス、ランカシャーのプレストン生まれで、ケンブリッジ大学で学びました。現在はロンドン在住ですが、2015年10月にGetty Imagesでの業務開始に合わせてパートナーと2人の子どもと共にニューヨークに拠点を移す予定です。

ジョナサン・クラインについて

ジョナサン D. クラインは、グローバル・デジタルメディアカンパニーであるGetty Imagesを1995年3月に共同創立して以来、同社のCEOを務めており、世界で最初のビジュアルコミュニケーションのクリエイターおよびディストリビューターとして同社を率いてきました。2015年10月より、共同創立者兼会長に就任します。
クラインは、グローバルヘルスや教育、国際的な報道の自由の分野でもリーダーシップを発揮しており、メディア、慈善団体、そして企業から数多くの賞を授与されています。
クラインの戦略的ビジョンにより、Getty Imagesは1995年のポジフィルム、フィルムの現像、プリントカタログによるアナログ画像コレクションの提供から変革を繰り返し、数々の受賞歴を誇る数十億ドル規模のeコマース企業へと成長しました。現在、Getty Images は、高品質かつ幅広いコンテンツの提供で知られ、約200カ国のユーザーにサービスを提供し、今後も提供地域を拡大していく予定です。
クラインは自身の信念に基づいたリーダーシップにより、破壊と変化を受け入れる文化をGetty Imagesで作り上げました。写真と映像の分野では、デジタル化、eコマース、新規ビジネスモデル、クラウドソーシング、キーワードならびに写真検索エンジン、ビジュアル・トレンドの専門性の確立、そして草の根的なパートナーシップの構築など、ビジネスとテクノロジーにおいて影響力のあるイノベーションを推進してきました。
クラインは、創立からすぐに世界のコレクションや企業を買収および合併し、広範な統合戦略を成功させてきました。その中には、デジタルのロイヤルティフリー写真におけるパイオニアであるPhotoDiscやiStock by Getty Imagesなどがあります。また、ニュースやスポーツ、エンターテイメントの写真、映像、音楽、デジタル資産管理、権利サービス、撮影サービスへの事業参入を推進しました。彼の指揮のもと、Getty Imagesは世界の名高いメディア、出版、エンターテイメント企業や、著名なスポーツ団体の多くとの独占的かつ幅広いパートナーシップを築き上げ、そのネットワークは拡大し続けています。NASDAQ およびNYSEに12年間上場していた後、Hellman & Friedmanと協力し、2008年7月に24億ドルで非公開化しました。2012年10月には、クライン率いる経営陣とGetty家、カーライルグループがGetty Imagesを33億ドルで買収しました。
クラインは、エイズ、結核およびマラリアに関するGlobal Business Coalitionからイノベーションにおける優秀ビジネス賞を授与されています。また、Getty Imagesの技術と写真を通じた慈善活動への貢献、変化を生み出す写真の力を促進する活動が評価され、国際写真センターTrustees賞の第1回受賞者となりました。その後、2015年にもGetty Images Lean Inコレクションの創設とメディアおよび広告における女性の描かれ方への影響が同センターに評価され、Getty Imagesは再度、賞を授与されました。
クラインは、Fast Company が行う「FAST 50」において「今後10年間の私たちの働き方や生き方を変えるビジネスリーダー」のひとりとして、また、American Photo誌の「写真界で最も重要な100名」においても、第1位に選ばれています。また、サフォーク大学ソウヤー・ビジネス・スクールの2012年イノベーションとコラボレーションにおけるグローバル・リーダーシップ賞も受賞しています。クラインは、リーダーシップや文化、イノベーションに関する講演も多く行っており、 ハーバードやイエール、ペンシルバニア大学など多くの学校で教鞭をとった経験があります。
クラインは、ジャーナリスト保護委員会の委員や草の根サッカーの評議員、エイズ・結核・マラリア対策基金の議長も務めています。アメリカの一流高校グロトン・スクールの評議員長であり、Getty Images、Etsy、Squarespace、Getty Investmentsの取締役会メンバーでもあります。
南アフリカ、ヨハネスブルグ出身のクラインは、イギリスでの生活が長く、ケンブリッジ大学で法学修士号を取得しています。1999年に米国に移り、現在は夫人と3人の息子とともにニューヨーク市に在住しています。

Getty Imagesについて

Getty Imagesは、2億点以上のデジタルコンテンツを世界100カ国以上に提供する、世界最大級の企業です。クリエイターやメディアをはじめとし、デジタルコンテンツを求める多くのユーザーがサービスを利用しています。また、Getty Imagesと共に、世界各地の主要な写真や映像コンペティションにおいて受賞歴のある実力高いフォトグラファー達が活躍しています。こうして日々世界の著名な新聞や雑誌、キャンペーン、映画、TV番組、書籍やウェブサイトを飾っている写真を産み出しています。コミュニケーションやビジネスにおいてデジタルメディアが担うユニークな役割と、クリエイティブなアイデアにおけるGetty Imagesの実績を、是非下記のサイトからご覧下さい。
Getty Images ウェブサイト:www.gettyimages.com

ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社について

ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社は、1995年に創業された米国シアトルに本社を置くGetty Imagesの日本法人です。

  • 報道映像・写真を提供する報道・通信社としての業務
    新聞・テレビ・出版社を含むメディア各社を主要顧客とし、報道映像やスポーツ、エンターテインメント報道用写真を報道機関に提供しています。また、自社取材の映像に加えてAFPと提携して、テレビやインターネット向けのビデオ映像配信事業も展開しています。
  • 静止画や動画、音楽を提供するコンテンツプロバイダとしての業務
    クリエイティブコンテンツをオンライン経由で提供するほか、コンテンツの商業利用にあたって、素材の権利処理サービスを提供します。加えて世界のビジュアルトレンドを調査・分析し、常に世界のニーズにあったコンテンツをトータルに提供いたします。
  • コンテンツを世界にライセンスする業務
    日本のフォトグラファー、ミュージシャンを海外に紹介し、ライセンスいたします。
    ※実際の業務執行はゲッティ イメージズ ジャパン株式会社より役務提供を受けたゲッティ イメージズ セールス ジャパン合同会社による。

ゲッティ イメージズ ジャパン ウェブサイト:http://www.gettyimages.co.jp

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