ゲッティ イメージズ、紛争地域で亡くなったジャーナリストの命の尊厳を守り、
正義を求める新たな活動「A Day Without News?」を開始
2013年3月4日(英国時間2013年2月19日発表資料抄訳)
ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:島本久美子、以下ゲッティ イメージズ)は、本社ヴァイスプレジデントのAidan Sullivanをリーダーとして、「A Day Without News? 」(ニュースのない日)キャンペーンを2013年2月22日より開始したと発表しました。メディアおよびフォトジャーナリズム関係のグループが協力し、紛争地域で日々、命を危険にさらしているジャーナリストやフォトジャーナリストの存在を広く知ってもらうとともに、各国政府や裁判所に対し戦場ジャーナリストに危害を与える加害者を追跡して訴追するよう働きかけます。
本キャンペーンでは、亡くなった戦場ジャーナリストの方への追悼の意を表すため、特設のソーシャルメディアサイトを設立いたしました。そのリンクを共有し、サポーターリストに名前を残すことで、亡くなった戦場ジャーナリストの方々への支持を表明していただきます。この活動を通じて、従軍記者やフォトジャーナリストが果たしている重要な役割と、紛争地帯の報道で直面する危険について認知を高めてゆくことを目的としています。グループはまた、ジャーナリストが攻撃のターゲットとなることを防ぎ、告発を裏付ける捜査や証拠収集が行われるよう、制度および法律上のアジェンダが策定されることを目指しています。
世界各地の紛争を取材しようとするジャーナリストや従軍記者、フォトグラファーやメディア関係者は意図的に軍の標的にされることがあり、そのことを自身でも認識しています。これは戦争犯罪とみなされる行為でありながら、被害に遭ったジャーナリストに国際人権法が適用されることはほとんどありません。この10年間に945人のフォトジャーナリストや従軍記者が紛争地帯の取材中に殺害され、このうちの583人の事件については、戦争犯罪として告発されていません。さらに、紛争地帯からのレポート中に亡くなったジャーナリストは、2012年だけで90人に上りました。この中には、2012年8月にシリアのアレッポで政府軍の銃撃で亡くなったジャパンプレス所属のジャーナリスト山本美香氏や、同じくシリアのホムスで2月に死亡した著名なジャーナリストMarie Colvin氏とRémi Ochlik氏も含まれます。2011年には、リビアのミスラタで同じくジャーナリストのChris Hondros氏とTim Hetherington氏が亡くなっています。本キャンペーンの開始日である2月22日は、報道業界で伝説的存在であった従軍記者のMarie Colvin氏とフォトジャーナリストRémi Ochlik氏 がシリアで亡くなった日からちょうど1年目に当たります。
「A Day Without News?」の設立者であり、ゲッティ イメージズのヴァイスプレジデントで、エディトリアルパートナーシップ/開発部門フォトサービス担当のAidan Sullivanは、次のように述べています。
「世界中の紛争地帯から事実を報告しようとする人たちが意図的に排除され、標的にされ殺害されています。彼らの死に責任を負うべき人物が罰せられず、見過ごされることは、受け入れがたいことです。 証人となるジャーナリストがいなければ、紛争中に行われる非道行為は見過ごされてしまうわけですが、その彼らの死に対する正義がなされないことも、同様に残虐な行為だと言えるのではないでしょうか。 このような状況は変えていかねばなりません。このままでは、あまりに危険なため、ジャーナリストが戦闘地域に入って報道できなくなる日が来るでしょう。」
キャンペーンのサポーターには、メディアにしばしば登場する著名人や政府高官、各界のセレブなども含まれ、一様に支持を表明しています。
「A Day Without News?」キャンペーンサイトの詳細ついては、www.adaywithoutnews.com(英語)をご覧ください。
Aidan Sullivanの経歴について
Aidan Sullivanはゲッティ イメージズ ヴァイスプレジデントで、エディトリアルパートナーシップ/開発部門フォトサービスを担当しています。Aidan Sullivanは、受賞歴を持つフォトジャーナリストを紹介する特設サイト「ルポルタージュ」のディレクションと管理を行っています。また、世界報道写真財団の常任選考委員も務めており、2012年には財団の代表となりました。
「Visa Pour L'Image」国際フォトジャーナリストフェスティバルの「International Picture Editor of the Year」をはじめ、数々の受賞歴があり、2004年には、英国王立写真協会から名誉フェローの称号を授与されました。
ゲッティ イメージズ について
ゲッティ イメージズは、静止画、動画、マルチメディア製品、音楽を含むデジタルコンテンツを世界100カ国以上に提供する、世界最大級のデジタルコンテンツカンパニーです。クリエーターやメディアをはじめとし、デジタルコンテンツを求める多くの方々にサービスをご利用頂いています。世界各地の主要な写真や映像コンペティションにおいて受賞歴のある実力高いフォトグラファー達がゲッティ イメージズと共に働いております。こうして日々世界の著名な新聞や雑誌、キャンペーン、映画、TV番組、書籍やウェブサイトを飾っている写真を産み出しています。コミュニケーションやビジネスにおいてデジタルメディアが担うユニークな役割と、クリエイティブなアイディアにおけるゲッティ イメージズの実績を、是非下記のサイトからご覧下さい。
ゲッティ イメージズ ウェブサイト:www.gettyimages.com
ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社について
ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社は、1995 年に創業された米国シアトルに本社を置くGetty Images Inc.の子会社です。
Getty Imagesは、静止画、動画、マルチメディア製品、音楽を含むデジタルコンテンツを世界100カ国以上に提供する、世界最大級のデジタルコンテンツカンパニーであり、クリエーターやメディアをはじめとし、デジタルコンテンツを求める多くの方々にサービスをご利用頂いています。世界各地の主要な写真や映像コンペティションにおいて受賞歴のある実力高いフォトグラファー達がゲッティ イメージズと共に働いております。こうして日々世界の著名な新聞や雑誌、キャンペーン、映画、TV番組、書籍やウェブサイトを飾っている写真を産み出しています。
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